Antigravityから戻った話

呉次元観察者

5月の終わりくらいにgoogle IO?だったっけ?techカンファレンスあって、 やっぱ、googleすごそうだなーと感じてた、

それもあって、 6月のあたまから、しばらく Antigravity をメインで触っていた

理由はわりと単純で、claude code だけに寄っていると、どうしてもサブスクのロックインが気になってくるからだ

道具は、使い慣れるほど逃げにくくなる 便利になればなるほど、別の選択肢を試しにくくなる その感覚が少し嫌で、いったん Antigravity に寄せてみた

で、1か月くらい触ってみた結果、やっぱり細かいところでストレスが溜まった

いちばん大きいのは、会話の「温度」ではなく「解像度」の差だった

claude code だと、主語や目的語が抜けていても、雑談のまま投げても、前後の文脈を拾って返してくれる その場のチェス盤だけじゃなくて、過去に何をやってきたか、僕がどういうクセで話すか、いま何を優先したいか、そういう空気まで含めて意図を汲んでくる感じがある

一方で Antigravity は、動き自体は悪くない 返答もそれっぽいし、表面的にはちゃんと会話が成立する でも、細部になると「そこじゃない」感が残る かゆいところに手が届かない 惜しい その小さな違和感が、毎回ちょっとずつ積み上がる

本番ファイルにも妙な注記が入るような、ああいう細かいところが地味にしんどい 1回なら流せる でもそのストレスが1か月溜まると、もうだめだなと感じる

振る舞い方についても思うところなんだけど、 webUIでのチャットAIてclaudeも、chatgptもつかわなくなってて、 ローカルagentとして、 claude code CLIつかってて感じたんだけど、 デフォルトで使ってると、驚くぐらい、忖度しないんだよな でも、嫌じゃない 日本語もクソうまいから、主語、目的語さえ省略した、 そっけない、無口な友達、協働者として、ミニマムにそばにいてくれる、 でいて、僕がいう、ことはちゃんと意図をコンテクストもって理解してくれる このことの最適化ってのはすごくて、もはやフィーリングみたいなレイヤーで成功してる

一方Antigravityはgeminiベース、 ちゃんと忖度してくる、よくも悪くも、だし、 どちらかというと悪い部分がおおい 僕が前提として話した題材を、”そうですよね”と肯定して、 ほぼそれで終わり、寄り添って、共感する それだとなにも生まれない デフォルトのgeminiのそういう当たり障りないところが好きじゃない、 たまに話す分には、肯定してくれて気持ちよくなれるんだが、、

一方でgeminiのいいところも言っとくと、やっぱデフォルトで優等生的に返してくれるところ、 マルチモーダルというだけあって、画像入力でも解釈してくれるところ、 無料枠が大きいところ あとは、googleエコシステムがつよいところ、 まあそういうかんじ

で本筋のAntigravityどうだったか、ていう評価に戻ろう、、 なので、総じていうと、Antigravity が悪いというより、僕の使い方に合っていないという話だと思う 僕が欲しいのは、単なる応答装置ではなく、相談相手としての圧縮率が高い相手だ

雑談っぽく投げても通じる 省略しても拾ってくれる プロジェクトの履歴ごと飲み込んでくれる そういう相手じゃないと、毎日の協働では摩耗する

思い返すと、claude code も最初から今の感じだったわけではない 2025年11月ごろまでは、こちらがストレスを溜める側だった そこから2025年12月ごろに大きく変わって、いまの「だいぶ話が通じる」感じに来た

だから今回の Antigravity の違和感も、単なる好き嫌いではなく、今の時点での成熟度の差として見ている 2026年6月の Antigravity は、僕の協働相手としてはまだ足りない なので、まあ、長い目で見れば追いついていくのかもしれない

ロックインを避けたい だから逃げ道として Antigravity を試した でも実際に触ると、逃げ道であることと、主戦力であることは別だった

結局、戻る先は claude codecodex になる claude code を主軸にして、codex も使いながら、必要なら Antigravity を別視点として使う そのくらいの距離感が、いまの自分にはいちばんしっくりくる

これは負けではなく、道具の選び直しだと思っている 合わないものを無理に使い続けるより、ちゃんとストレスの少ないほうに戻る そのほうが、結局は長く続く

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