リーチという壊れスキルについて

麻雀

DCGをやっていた人間には、 リーチというスキルが不思議に思える、

なんでこのぶっ壊れスキル、ナーフされないんだろうか?

日本のリーチ麻雀(自動卓)


テンパイを宣言して、リーチ棒を出す、 それだけで、

  • 1役が確定する
  • ドラが1枚増える(裏ドラ)
  • 相手に「こいつは待ってる」と知らせることで逆に守らせられる
  • 手替えができない縛りを受け入れる代わりに、ツモやロンで上がった時の打点が跳ね上がる

攻撃と宣言とリスクと恩恵が、一動作にこれだけ詰まってる、

カードゲームのデザインで言ったら、1コストで使えるカードに盛りすぎだ


ただ、これが全員に平等に配られてるスキルなので、 バランスブレイカーではない、

Shadowverseの超越ウィッチは特定のクラスにしか使えなかったが、 リーチは全員が打てる、

むしろ「全員に壊れスキルを配ることで、リーチが前提の駆け引き」という ゲームデザインになってる、


日本麻雀においてリーチの引力はかなり大きい、

攻めるにも、守るにも、リーチを基点に判断することが多い、

相手がリーチを打てば降りる判断が生まれ、 自分がテンパイすればリーチを打つかどうかを判断し、 リーチを打てる形を作ることが手作りの目標になる、

ゲームの中心にリーチがある


もともと中国発祥の麻雀に、 リーチという概念はなかった、

名付け論でも書いたが、 リーチは1920〜30年代に日本で考案されたローカルルールで、 中国本場の麻雀には今でもない、

1930年代の麻雀牌

だからリーチのない麻雀というのが、正式な「元の姿」なんだが、

リーチのない麻雀をやったことがないので、正直イメージが湧かない

Shadowverseでいえば、 スペルブーストの概念がないウィッチを想像するようなもので、 それはもう別ゲームに近い感じがしてしまう、


囲碁にも、先手番が有利すぎるということで、 「コミ」というルールで後手番に点数を与えて調整した歴史がある、 1000年かけて積み上げたバランス調整だ、

囲碁

麻雀にとってのリーチも、 200年くらい日本で使われてきた、 ローカルルールが、ゲームそのものになった

日本麻雀はオリジナルの麻雀のv2.0といってもいいくらいの 別物になってるんじゃないかと思ってる、

Photo credits: 1. Tairagi Makoto / CC0 2. HandigeHarry / Public Domain 3. Donarreiskoffer / CC BY-SA 3.0 — via Wikimedia Commons

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