「てゆーか、みるてんって何?」

エンタメ

イコノイジョイにハマっている。

きっかけはおそらく、2025年に=LOVEの『とくべちゅ』が地上波でバズったあたりだと思う。あれがメディアに乗って、イコノイジョイ全体の露出が増えて、気づいたら自分もその周辺を追い始めていた。「なんとなく知ってる」が「ちゃんと聴いてる」になるまでの経路として、よくあるパターンだ。

=LOVE・≠ME・≒JOY、三グループ体制でそれぞれちゃんと違う味があって、ゆるく追っていたはずがじわじわ沼に引き込まれている。なかでもノイミーの曲が、今更ながらやばい。

この曲、なんかおかしい

「てゆーか、みるてんって何?」——タイトルから既に問いかけてくる。

まず曲の骨格だけ聴くと、ふつうに「いい曲」だ。イントロのフックも、Aメロの流れも、サビの抜けも、王道のアイドルポップとして成立している。悪くない、どころかちゃんといい。

でもそこに乗る詩が、まあ、おかしい。

「みるてんって何?」という問いを、メロディーの上でずっと展開していく。答えが出るのかと思えば出ない。でも、なんか納得してしまう。ツッコんだら負け、みたいな空気が曲全体から漂っていて、「わかった、もう何も言わない」という気持ちになる。

"カワイイ"の暴力

これ、すごいギミックだと思う。

曲のクオリティで入口を作って、歌詞のユーモアで「なんじゃこりゃ」にさせて、でも「カワイイ」の圧で全部ひっくり返す。愉快さと可愛さを同時に使う。

エンタメとして、これは相当な精度だ。「ユーモアの創造性」とか書くと小難しいが、要するに「これ誰が考えたんだよ、天才か」という感想に尽きる。

指原莉乃、やっぱりすごい

イコノイジョイを追っていると、プロデューサー・指原莉乃という存在の射程の広さを感じる。

三グループそれぞれにちゃんと個性があって、曲ごとにアプローチが違って、それでいてどこかブランドの一貫性がある。「みるてんって何?」みたいな実験的な詩世界を、ちゃんとポップに着地させる判断力——これ、感覚だけでできるもんじゃない。

ゆるいウォッチャーながら、ひれ伏している。

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