目次:社会主義国日本
社会主義国日本
目次:『社会主義国日本(仮) ~あるポスト氷河期世代エンジニアの症例報告~』
序章:なぜ今、この怒りを言語化するのか
- コンセプト: 20代の自分が感じていた「理不尽」は、個人の能力不足ではなく「構造的なバグ」だったのではないかという仮説。
- キーワード:
- 40代を迎えて感じる「恥ずかしさ」と、下の世代への責任。
- 泣き寝入りさせられてきた怒りの正体。
- 目標:モヤモヤを言語化し、一種の「供養」をする。
第1章:IT小作農の現場 ~2000年代の原風景~
- 内容: 具体的なエピソードによる「労働現場」の描写。
- エピソード:
- 「Plat-is(仮)」での日々: 慶應卒の社長、バブル世代の先輩たち(佐藤さん等)と、自分たち(IT奴隷)との断絶。
- IT小作農という構造: 独立した先輩たちは「開拓者」ではなく、竹中平蔵改革による「安価な労働力」を利用した「小作人(中間搾取者)」だったのではないか。
- システム: 多重下請け構造(孫請け)が、なぜ「先進国」でまかり通るのか。
第2章:1995年の幻影 ~「強い円」は本物だったか~
- 内容: 科学と経済の視点から見る「日本のピークと転落点」。
- 考察対象:
- JAMSTEC(海洋研究開発機構)の深海探査: 1995年の成功は、バブル絶頂期(1985年頃)に投下された資本と企画の「タイムラグによる果実」だったのではないかという仮説。
- 「円の強さ」への疑義: 当時の円高は実力ではなく、崩壊しつつあるバブルへの過剰反応か、あるいは最後の灯火だったのか。高石氏(研究者)の視点と、当時の自分の視点の対比。
第3章:延命措置としての「社会主義」
- 内容: 日本経済を「患者」に見立てた診断。
- 論点:
- 大企業の延命: 広告代理店(電通・博報堂)に象徴される「虚業」がなぜ高給を維持できるのか。
- 世代間格差の固定: バブル世代が作った賃金体系やポジションを、彼らが引退するまで維持するためのシステム。若者を犠牲にして高齢(企業)者を活かす、「悪い意味での社会主義(護送船団方式の成れの果て)」。
- 竹中改革の再評価(批判的視点): それは「改革」ではなく、瀕死の恐竜(大企業)に餌(非正規労働者)を与えるための「システム改修」だったのではないか。
第4章:海外からの視点 ~貧困はどこへ向かうか~
- 内容: グローバルな視点での比較。
- ケーススタディ:
- オーストラリア: 資源国・先進国でありながら、生活費高騰にあえぐ現状。2010年頃の滞在経験との比較。
- ニューヨーク: 資本主義の極致における貧富の差。なぜSDGsが叫ばれながら問題は解決しないのか。
終章:バグだらけのシステムでどう生きるか
- 結論:
- この国は「資本主義の顔をした社会主義(既得権益保護)国家」である。
- そこから抜け出した自分(SE→薬剤師)の視点。
- これからこのシステムを生きていく世代へ伝えたいこと(あるいは、単なる観察記録としての提示)。